共に学ぶ仲間がいる。
明けない夜はない。

皆さんこんにちは! 法学部乙類74期の小関です。丁度昨年2020年の春に入学し、この度ニューズレター湘南慶友会紹介欄の執筆を担当させていただく事となりました。

2020年入学といえば、このコロナ禍で入学式も無く、テストやスクーリングも全てオンラインやレポート対応となったその後の入学です。そしてやむを得ないことではありますが、今年の5月9日に大学で企画されていた新入生の集いもこの緊急事態宣言を受け、延期となってしまいました。

このため、小関自身もまだ一度も大学へ通学をした事がありません。(アカデミック・ライティング・コンテスト2020に入賞したら大学の綺麗な講堂に呼ばれるのかなーと思って気合を入れて投稿したのですが、頑張って入賞してもやはり駄目でした//)しかしそんな中、自身が唯一この大学で学ぶ一員として感じることが出来ているのも、ひとえに湘南慶友会での仲間達との出会いと繋がりがあってこそだと感じています!

マスクとうがひ
マスクとうがいを奨励した感染予防のポスター(1920年)=国立保健医療科学院図書館所蔵・内務省衛生局編「流行性感冒」より

このコロナ禍、始まって1年が過ぎましたが、この先行きの見えない暗いトンネルに出口はあるのでしょうか? 答えは……あります。実は日本や世界はコロナ禍より前にも様々な疫病による社会的な試練に晒される事がありました。かつて世界中で猛威を振るった天然痘や100年前の大正時代を襲ったスペイン風邪など、これらの災禍に対して前者の天然痘は種痘法と呼ばれる英国人医師ジェンナーによるワクチン療法の確立、そして後者もまた先人たちの知恵と努力によって乗り越え今日に至ったのです。これらは医療の発達のみならず、様々な施策を普及させる法制度や行政のシステム整備、そしてモノの流通や投資といった動きがあったからこそでもあります(文学領域では女流作家である与謝野晶子がスペイン風邪への日本政府の対応に関する文筆を出しているのもあります)。人間には学ぶことによって得られる知恵と、知恵を以って壁を乗り越える力があります。明けない夜はありません。

通信制は元々孤独な戦いとも言われますが、そんな事はありません。この広い空の下、楽しい時も困難な時も共に学ぶ仲間がいます。慶友会はそんな一人一人がつながり、より良い学びや学生生活を営む上での共に支え合う場となるでしょう。 私達は同じ空の下繋がっています。最近では情報通信の技術も発達し、文通のみならずZoom等をはじめとした対面に準じた顔の見える会話や集まりもパソコン一台で可能な時代となりました。もちろん対面と比べるとその場の臨場感や空気感の共有、また様々な人々と和気あいあいと会話する事等が難しく、物足りないところもあるかもしれません。しかしそんな時こそ、湘南慶友会の学習会や企画、そしてホームページへアクセスしてみてください。きっと、皆様と同じ悩みや思いを抱えている人がいるはずです。私達は一人ではありません。社中協力の下、皆で支え合い、共に卒業やよりよい生活に向けて研鑽に励んでまいりましょう! これからも湘南慶友会をどうぞ宜しくお願い致します!

74期 法学部乙類
小関 雄介

明けない夜はありません。雨の日も、風の日も。共に乗り越え、夜明けに向かって皆で研鑽を積んでいきましょう!